コエンザイムQ10サプリメントの成分を確認してみよう

コエンザイムQ10は食事からだけで充分な量を摂取するのが難しく、意識して摂りたい人にサプリメントが選ばれています。
しかし、サプリメントならどれも同じというわけではなく、成分に違いがあります。

コエンザイムQ10サプリメントの成分について

さまざまな成分によって構成されている

実際にコエンザイムQ10の成分を確認してみましょう。
以下はあるコエンザイムQ10サプリメントの成分表示です。(2018年2月現在)

【製品A】(コエンザイムQ10を1日分あたり30mg配合)
食用なたね油、コエンザイムQ10、黒コショウ抽出物、ゼラチン、グリセリン、乳化剤、ミツロウ、カラメル色素

【製品B】(コエンザイムQ10を1日分あたり100mg配合)
エキストラバージンオリーブオイル、コエンザイムQ10(還元型)、加工デンプン、グリセリン、ゲル化剤、ミツロウ、ビタミンE 、抽出トコフェロール、カラメル色素、リン酸水素二ナトリウム、レチレン

【製品C】(コエンザイムQ10を1日分あたり90mg配合)
ビタミンC、コエンザイムQ10、シクロデキストリン、ステアリン酸カルシウム、二酸化ケイ素、ゼラチン、カラメル、酸化チタン

これらはどれも「コエンザイムQ10」と、同じような名称で販売されているサプリメントですが、このように、配合されている材料やコエンザイムQ10の含有量に違いがあります。

コエンザイムQ10以外だと主に添加物

コエンザイムQ10のサプリメントには、コエンザイムQ10以外にも、ゼラチン、グリセリン、乳化剤などたくさんの種類の成分が入っています。
これらは、いわゆる「添加物」と呼ばれるもので、コエンザイムQ10をサプリメントにするうえで、製造や品質保持のために必要な成分です。

例えば、ゼラチンやグリセリンは、成分を包んでいるソフトカプセルの材料です。
サフラワー油やオリーブオイルはコエンザイムQ10が多く含まれている食品としても知られていますが、サプリメント化においては主にソフトカプセルの中身を満たして形状を保持したり、コエンザイムQ10と馴染ませて体への吸収性を高めたりするために入れられていることが多いです。

サプリメント成分の安全性

添加物が入っていると聞くと、安全性に不安を覚えた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、基本的にサプリメントの添加物は製品化するために不可欠なもので、危険なものではありません。
もちろん、粗悪品には充分に注意する必要はあります。
信頼できるサプリメントから自分に合ったものを選んでみましょう。

成分を確認して選ぼう

コエンザイムQ10の含有量を確認

コエンザイムQ10サプリメントの成分でまず注目してほしいのが、1日あたりのコエンザイムQ10配合量です。
健康維持においては1日あたり30~60mgを摂取すれば充分とも言われていますが、コエンザイムQ10協会では1日の摂取量100mgを推奨しています。

ほかにも、疲労を感じている方や、よく運動をする人であれば100~300mgを摂取するのもよいでしょう。

コエンザイムQ10以外の栄養素

サプリメントによってはコエンザイムQ10以外に、ビタミンなどの栄養素や、美容成分を配合した製品もあります。
これはコエンザイムQ10と合わせて摂ることで、美容や健康サポートに役立てようとするものです。
成分を確認して、自身の目的に合った製品かどうかをチェックしましょう。

添加物の量

コエンザイムQ10をサプリメント化するには添加物が必要です。
しかし、製品によっては見た目や香りを良くするためだけに香料や甘味料を配合していることもあります。
香料などが体に悪いというわけではありませんが、気になる方はできるだけ添加物が少ない製品を選んでみるとよいでしょう。

また食物アレルギーをお持ちの人は、アレルギー成分を含んでいないか必ず確認して下さい。

コエンザイムQ10サプリメントに含まれる成分についてご紹介しました。
その人にとってベストなサプリメントは目的や好みで異なります。
自分が納得できる製品を探してみましょう。

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