コエンザイムQ10が不足すると?

アンチエイジングやダイエット、生活習慣病予防など、多くの美容健康効果を持つコエンザイムQ10。
人体でも生成されている成分ですが、その生成量は加齢とともに減少していきます。
今回はコエンザイムQ10不足によって起こる症状をご紹介していきます。

コエンザイムQ10が不足した場合の症状

コエンザイムQ10はミトコンドリアの機能を活性化させ、エネルギー生産量を増やす働きを持ちます。
そのため、コエンザイムQ10が不足するとエネルギー不足による症状が発生することがあります。
コエンザイムQ10不足によって起こる主な症状は以下の通りです。
どれも日常生活に重大な影響を与えるものばかりですのですので、しっかり確認しておきましょう。

疲れやすく、疲れが取れにくい身体になる

コエンザイムQ10が不足するとエネルギーが生成されにくくなるので、疲れやすい身体になってしまいます。
また、エネルギーは疲れを取るのにも利用されるので、エネルギー不足は疲れが取れにくい身体になってしまうこと意味します。
日中の活動だけでどんどん疲れが蓄積されていくので休日に趣味を楽しむ余裕がなくなり、結果的に精神的なストレスも溜まってしまいます。

免疫力の低下

エネルギー不足は身体中の免疫力の低下を招きます。
免疫力が低下すると病気にかかりやすくなるだけでなく、長引きやすくもなります。
大きな病気のリスクも高まりますので、コエンザイムQ10が不足しないように注意しましょう。
体内のコエンザイムQ10は歳を取るにつれて減少していくので、高齢の方こそ積極的にコエンザイムQ10を摂取するようにしましょう。

記憶力の低下

コエンザイムQ10の不足は記憶力の低下に繋がります。
脳は年齢を重ねるにつれて機能が低下していきますが、そのメカニズムは活性酸素が脳細胞を酸化させてしまうことにあります。
コエンザイムQ10には抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を除去する働きがあります。
この抗酸化作用によって脳細胞を酸化から守ることで、記憶力低下を防いでくれるのです。
また、コエンザイムQ10は、認知症予防にも効果的とされています。

生活習慣病のリスクが高まる

コエンザイムQ10不足は高血圧や糖尿病の発症リスクを高めます。
コエンザイムQ10が減少することで体内の活性酸素の量が増え、内臓や血管の細胞が酸化されやすくなってしまうのです。
酸化した細胞は固く脆くなってしまうため、悪性の細胞に変質したり、壊れやすくなったりします。

生活習慣病は長年の習慣が原因で発生する病気です。
今からでも意識的にコエンザイムQ10を摂取して、重大な病気を予防していきましょう。

コエンザイムQ10は何歳から摂取する?

コエンザイムQ10の体内生成量は20代がピークで、以降は徐々に減少していきます。
長期的な健康維持のためには、20代を過ぎる頃から摂取し始めると良いでしょう。

コエンザイムQ10の摂取方法

コエンザイムQ10を摂取したい場合は、食物よりもサプリメントから摂取する方が効率的です。
コエンザイムQ10の摂取目安量は1日30mgですが、この量を食物から摂取から摂取しようとすると含有量の多いイワシでも10匹、牛肉は3kgも食べなければなりません。
サプリメントであれば1粒で30mg以上を摂取することができるので、非常に手軽です。
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