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コエンザイムQ10でむくみ対策
夕方になると脚がむくんでツライという人は珍しくありません。そんなむくみ対策に効果が期待されているのがコエンザイムQ10です。
むくみの原因やコエンザイムQ10の効果についてご紹介します。
むくみの原因
むくみは血流や代謝が滞り、水分や老廃物がたまってしまうことが原因でおこります。体の中でも最もむくみが起きやすい脚を例に考えてみると、仕組みがよく分かります。
むくみに関係しているのが血液の流れです。
血は心臓から送られ、全身を巡ってまた心臓に戻る流れになっています。
このとき、血流が滞りやすくなるのが足先です。
心臓から下に向かって血が流れるときはスムーズですが、足先から上に向かって血液を押し戻すのは難しいためです。
血液を足先から上(心臓)に向かって押し戻すには、血管に圧をかけることが必要なのですが、この圧をかける役割を足の筋肉がしています。この働きをポンプ作用といいます。
ポンプ作用を行うための足の筋肉量が多いと血液の流れをスムーズにすることができますが、筋肉量が低下することでうまく血液を上へと戻せないため、血流が滞り水分や老廃物も滞りやすくなります。
そのため、脚にむくみが起きやすくなってしまうのです。
またむくみは、冷え性や心機能の低下などで起こりやすくなります。
いずれも血流が悪くなってしまうことがむくみに繋がっています。
コエンザイムQ10のむくみへの効果
コエンザイムQ10はエネルギーを生産する働きがあります。このエネルギーは内臓を正常に動かすのに使われており、心機能の活動もサポートしています。また筋肉の細胞を活性化させることもできます。
つまり、コエンザイムQ10を摂取して、充分な量を体内に保持することで心機能の改善や筋肉によるポンプ作用が大きくなり、全身の血の巡りが促され、むくみ改善にも効果が期待できるのです。
また、コエンザイムQ10には細胞が衰えるのを防ぐ抗酸化作用もあります。
抗酸化作用は血管の衰えを予防し、スムーズに血液を運べるしなやかな血管維持に役立ちます。
結果的に血流を促すことに繋がり、むくみ予防になります。
年齢を感じはじめた人のむくみに
コエンザイムQ10は一般的に40代以降の人におすすめできる成分です。その理由は、若いうちは体内に充分な量のコエンザイムQ10を持っているためです。
コエンザイムQ10はもともと体内にある成分ですが、20代頃から減少し始めます。
特に常に動き続けている心臓はコエンザイムQ10の消費が早い臓器です。
心臓のコエンザイムQ10量は20歳頃を100%としたとき、40歳頃で約68%、80歳で約43%にまで減ってしまいます。
体内のエネルギー生産に関わっている物質はコエンザイムQ10だけではありませんが、それでもエネルギー生産能力が年齢と共に減っていくことがイメージできるのではないでしょうか。
そして、コエンザイムQ10が減少すると、それだけ内臓の動きや抗酸化力も衰えてしまい、むくみをはじめとしたさまざまな不調を招きやすくなってしまいます。
年齢とともにむくみを感じやすくなったという方や、加齢が気になる方は、日々の健康維持にコエンザイムQ10を検討してみてはいかがでしょう。
むくみは血流の衰えによって起こりやすくなります。
そのため、血流改善をサポートするコエンザイムQ10にむくみ予防効果が期待されています。
ただし、むくみは生活習慣や病気が原因になっていることもあります。
また一般に購入できるコエンザイムQ10はあくまでも健康食品であり、お薬のような病気治療効果はありません。
ご自信の体質や、健康への取り組みに合わせて活用してみてください。