コエンザイムQ10を安全かつより効果的に摂取する方法
コエンザイムQ10は栄養補助食品として人気の成分のひとつ。サプリメントとして毎日の健康サポートに選んでいる方も多くいらっしゃいます。
しかし、製品によって1日の摂取目安量が違っていたり、摂取のタイミングが決められていなかったりと、その安全性や効果的な飲み方が気になるところではないでしょうか。
コエンザイムQ10の安全性について
コエンザイムQ10の人体への影響について
コエンザイムQ10は自然にある成分で、危険なものではありません。普段私たちが食べている食品の中にも含まれていますし、私たちの体の中にも存在しています。
また、コエンザイムQ10は私たちの体の中で作りだすことができます。体内のコエンザイムQ10量の割合でいえば、食事から得ている量が4割ほど、体内で作りだされた量が6割を占めています。
ただし、コエンザイムQ10は食事からの吸収効率が悪く、また加齢とともに体内で作れる量も減っていくことが分かっています。
だからこそサプリメントなどの栄養補助食品からの摂取が選ばれているんですね。
コエンザイムQ10の副作用について
コエンザイムQ10はもともと心臓疾患治療などの医薬品の成分としても使われています。お薬として使われているコエンザイムQ10の副作用では、稀に胃の不快感や嘔吐などが報告されています。
しかし一般で買えるサプリメントなどのコエンザイムQ10はあくまでも栄養補助食品で、お薬ではありません。そのため、お薬に言われるような副作用もないので安心して選んでいただけます。
ただし、体質によってはサプリメントでもコエンザイムQ10が合わない可能性もあります。実際に、過去にはコエンザイムQ10を飲んでから嘔吐などの体調不良が出たという報告もあります。こちらはコエンザイムQ10との因果関係が断定されておらず、必ずしもコエンザイムQ10による体調不良とは言えませんが、妊婦さんや持病をお持ちの方は主治医と相談してから使用を検討したほうがよいでしょう。
いずれにしても、コエンザイムQ10による体調不良は稀なものです。
コエンザイムQ10は安全性がとても高い成分で、多くの人が選びやすいサプリメントだと言えます。
1日の摂取目安量について
国内で販売されているコエンザイムQ10サプリメントは、製品によって1日の摂取目安量が50~100mgと異なります。中には1日300mgという製品もあるほど。
しかし、コエンザイムQ10は安全性の高い成分として知られていて、量を多く摂取しても健康には問題がないとされています。
さまざまなデータから1日300mgを摂取しても安全であることも分かっています。
コエンザイムQ10をより効果的に摂取するには
還元型コエンザイムがより効果的
サプリメントのコエンザイムQ10には大きく「酸化型」と「還元型」の2種類がありますが、このうちおすすめなのが「還元型コエンザイムQ10」です。
実は、酸化型コエンザイムQ10は体内に入ってもそのままでは活動できません。体の中で活動するためには、体内で還元型コエンザイムQ10に変換する必要があるのです。
しかし、困ったことに酸化型から還元型に変換する働きも、年齢とともに衰えてしまいます。
だからこそ、はじめから還元型で配合されているサプリメントがおすすめです。
変換の過程が無いので、酸化型よりも吸収効率が良いぶん、効果も出やすいです。
コエンザイムQ10サプリメントは「還元型」と書かれている製品から選んでみてください。
いつ摂るとより効果的か
コエンザイムQ10はサプリメントなので1日のうちいつ飲んでいただいても大丈夫ですが、コエンザイムQ10は脂溶性のため、油と一緒にとると吸収しやすくなります。
とはいっても、わざわざ油を用意して一緒に摂る必要はありませんよ。
より効果的に摂取するには、食事のすぐ後や、食事中に摂るといいです。
コエンザイムQ10の安全性や、より効果的に摂取する方法についてご紹介しました。
コエンザイムQ10は安全性の高い成分なので、製品に書かれている目安量を守っていれば、多くの方に安全に摂取していただくことができます。
また購入の際には吸収スピードが早い「還元型」を選び、食後や食中に摂るとより効果的です。