中高年からの健康対策にコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は毎日の健康サポートに注目が集まっている成分です。特に、中高年のアンチエイジング(老化予防)成分として人気です。


中高年とコエンザイムQ10の関係

コエンザイムQ10はもともと体の細胞一つ一つの中にある成分で、人間の活動や健康維持に必要なエネルギーを作っています。
しかし、体内で作れるコエンザイムQ10の量は年齢とともに減少してしまいます。これにより、体内のコエンザイムQ10量も減ってしまうことが分かっています。
年齢でいえば20歳頃から減少しはじめ、40歳頃からさらに減少が加速します。

そして、コエンザイムQ10が減ってしまうとそのエネルギーが作りにくくなるため、体力が弱くなったり体が衰えたりしてしまいます。
新しい細胞を作り出しにくくなったり、傷ついた細胞も修復しづらくなったり、これがいわゆる老化です。
コエンザイムQ10は私たちの健康や若々しさを保つのに欠かせない成分なのです。

中高年に多い症状とコエンザイムQ10の効果

体力低下予防(疲れやすい)への効果

中高年の方で若いときに比べて疲れやすくなったと感じている方が多いのではないでしょうか。
その原因にコエンザイムQ10の減少があります。
活動エネルギーを作り出すコエンザイムQ10が減って、体力も衰えやすくなってしまうのです。そこでコエンザイムQ10を補うことで、体力の衰えを予防します。

肥満への効果

コエンザイムQ10は食べ物などから得たエネルギーを元に、活動のためのエネルギーを作り出します。
つまり、コエンザイムQ10が減るということは、食べたエネルギーを活動エネルギーにうまく変換できなくなってしまうということ。エネルギーの燃焼効率が落ちてしまうため、若い時よりも太りやすくなり肥満に繋がりやすくなります。
年齢とともに太りやすくなった、中高年太りが気になるという人にも、コエンザイムQ10の補給がおすすめできます。

血行不良(冷え性や低血圧)への効果

実はコエンザイムQ10はもともと心臓病の薬として使用されてきました。
常にエネルギーを必要とする心臓はコエンザイムQ10が減少しやすいため、活動をサポートするのにコエンザイムQ10の補給が有効とされてきたのです。

心臓内のコエンザイムQ10量は、20歳で100%とした場合、40歳頃で約70%、80歳では約40%まで減ってしまいます。
心臓の活動が弱くなるということは、全身の血行も年齢とともにだんだん悪くなってしまうということ。冷え性はもちろん寝起きがつらいなど、低血圧の予防にもコエンザイムQ10の効果が期待されています。

シミなど肌の衰えへの効果

シミなどお肌の衰えの原因にあるのが活性酸素。紫外線などの外部刺激によって活性酸素が作り出され、お肌にシワやシミができたり、お肌が衰えたりしてしまいます。

そんなお肌の衰えも予防してくれるのがコエンザイムQ10。
コエンザイムQ10には強い抗酸化作用があり、活性酸素による衰えを予防してくれます。

コエンザイムQ10と中高年の健康対策についてご紹介しました。
私たちの老化の原因にあるのがコエンザイムQ10。生命活動に必要なエネルギーを作ったり、抗酸化作用を持っていたりする性質から、体力維持や健康サポート、ひいては生活習慣病予防や美容にも注目されています。
安全性が高いことでも知られていますので、サプリメントでも取り入れやすい成分です。

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